今月のコラム
2023/3/1
連絡先の交換はどうする?写真撮影のポイントは?
卒業・入学シーズンに知っておきたい!スマホマナー&活用術
「卒業式や謝恩会といえばプロフィール帳の交換!」、そんなママパパもいらっしゃることと思いますが、最近の子どもたちはスマホで連絡先を交換することが多いようです。「卒業で離ればなれになってしまう友だちと連絡先を交換したい!」という理由でスマホデビューをする子どもも増えている様子。そこで今回は、連絡先交換時のマナー、ちょっとしたテクニックなどをご紹介。あわせて、晴れの日の写真撮影のコツなども解説します。親子でポイントを確認し、気持ちよく最高の1日を迎えましょう!
もくじ
学校にスマホを持っていってもいいの?
卒業式や入学式の会場は、多くの場合“学校”です。「あれ?学校って、スマホを持っていっていいんだっけ?」「確か禁止されていたはずでは……」、そう悩むママパパも多いことでしょう。スマホの持ち込みはNG?それとも卒入学式ならOK?いったいどちらなのでしょうか……?
対応は学校によってまちまちですが、大多数の学校では「たとえ卒入学式でも児童生徒によるスマホの持ち込みは禁止」とされているようです。ただし、「一連の行事が終了し解散となったあとなら使用OK」「いったん帰宅したあとや謝恩会なら使ってよい」とする学校も。こうした学校の場合は、「卒入学式の間はママパパがスマホを預かり、使ってよいタイミングになったら子どもに渡す」など工夫して対応しているご家庭も多いといいます。
いずれにしても、まずは学校に確認を。各学校でルールが異なりますので、事前に先生に確認しておくと安心です。ルールを守って、気持ちよくスマホを活用しましょう!
友だちと連絡先を交換するときのポイントは?
いまや当たり前になりつつあるSNSでの連絡先交換ですが、コツやマナーを知らずにいると、時間がかかってしまったり思わぬトラブルに巻き込まれてしまったりすることも……?
続いて、スムーズに連絡先を交換するためのちょっとしたコツやマナーを紹介します。事前に親子で確認しておき、楽しく友だちと連絡先を交換できるようにしておきたいですね。
知っておきたい“ちょっとしたコツ”
◆事前にアプリをアップデートしておくとGood!
よくあるのが、「スマホに『アプリをアップデートしてください』という表示が出て時間がかかってしまった」というプチトラブル。事前にアップデートしておくことで避けられます。
◆連絡先の交換はQRコードで行うと簡単&スピーディー
LINE・InstagramならQRコードでの交換がおすすめ!簡単&スピーディーに連絡先の交換ができちゃいます。生成されたQRコードをメールなどで送れば、その場にいない友だちに連絡先を伝えることも可能です!
◆あとで「相手の表示名を変更」して連絡先を整理することもできる!
「卒業式が終わってスマホを見たら、SNSの連絡先画面がニックネームだらけ!誰が誰だかわからない!」、そんなときは、相手の表示名を自分のスマホ上では本名になるように設定したり、注釈をつけるなどして整理しておくのがおすすめ。例えばLINEなら「友だち」のプロフィール画面を開き、名前の右にある鉛筆のアイコンをタップすることで表示名を変えることが可能です。これでグンと検索性が高まります。
気持ちよく連絡先を交換するための“基本マナー”
◆連絡先の交換をやむを得ず断る場合は、言葉を選んでていねいに
なにか事情があって連絡先の交換を断る場合は「声をかけてくれてありがとう」「ごめんね」の気持ちを言葉にして伝えることが大切!申し訳なさや気まずさなどから雑に断ってしまうと、あとでトラブルになってしまうこともあります。親子で念のため「断る場合の伝え方」を確認しておくとていねいに断ることができます。
◆先生とのLINE交換について親子で話し合っておく
「卒業を機に先生とLINE交換をしたい!」と考える子どもも多いもの。先生の対応も「例外なく不可」「同窓会や部活関連の連絡のためなら可」などバラバラなようです。事前に親子で「迷惑をかけてしまうため先生とはLINE交換をしないようにしよう」「交換してもよいが必ず親に報告する」など話し合って方針を決めておくと安心。
なお、子どもがスマホを持って行けない場合は、「親が連絡先を交換してあとで子どもに共有する」というケースもあるようです。事前に親子で「親同士で連絡先交換をしたほうがよいか」「誰の親と連絡先を交換すればよいか」などを相談しておくとスムーズ!
写真撮影をするときのポイントは?
スマホといえばやはり写真撮影!子どもやママパパのお気に入りのスマホで晴れの日の姿をバッチリ残しておきましょう。特別な日の写真撮影、そのポイントやコツを紹介します。
「晴れの日」の撮影のポイント
◆当日の自宅やその周辺の写真を収めておく
卒入学式にはプロのカメラマンが入ることも多いと思いますが、自宅やその周辺での様子はママパパにしか撮影できません!部屋で支度をするところや、家の前、学校に向かう後ろ姿など……。当日の朝の特別な空気を写真に収めておきましょう。
◆校舎や小物など、“子ども以外”も撮っておこう
卒入学式は子どもの晴れ舞台!ついつい子どもばかりを撮ってしまいがちですが、ランドセルや文房具、校舎など、子ども以外のものも撮っておきましょう。あとから見返したときにグッと思い出が蘇りやすくなり、感慨が深まります。
綺麗に撮影するコツ
◆なるべく自然光かつ順光で撮影する
明るいだけでなく柔らかくナチュラル雰囲気になるのが自然光の魅力。写真は、なるべく自然光のもとで撮るようにするのがおすすめです。室内で撮影をする場合は、窓際などで撮るとベター。逆光にならないよう注意しつつ撮影しましょう。
◆小物はアップで撮影する
思い出の文房具、卒業証書などの小物はグッと寄って撮ると雰囲気がアップします。背景をぼかすとさらに印象深い仕上がりに。
◆画面をタップして被写体にピントや明るさを合わせる
奥行がある写真を撮る場合は、メインの被写体をタップしてピントを合わせるとgood。背景がぼけて雰囲気のある写真になります。また、被写体をタップすることで明るさを調整することも可能です。逆光で被写体が暗いとき、光が強すぎて被写体が白飛びしてしまっているときは、被写体をタップして明るさを整えて。
◆グリッド線を表示して撮影する
iPhoneの場合もAndroidの場合も、「設定」から、カメラの画面にグリッド線を表示させることが可能です※。グリッド線とは、被写体の角度や水平度を確認するための格子状の補助線のこと。これを参考にしつつ被写体を垂直または水平に撮るよう心掛けると、歪みや傾きの少ない綺麗な写真が撮れます。
※一部の機種では表示されないこともあります。
◆動画を撮りながら静止画を撮る機能を活用する
多くのスマホで、動画を撮りながら静止画を撮ることが可能です。やり方は機種にもよりますが、「動画撮影中に画面に表示されているシャッターボタンを押す」など簡単なことがほとんど。「動画も写真も撮りたい!」というときにおすすめです。
撮った写真を共有する際のポイント
◆撮った写真はアプリで共有!どのアプリを使うかは事前に確認を
撮った写真は、写真共有アプリ、クラウドストレージなどで共有するのがおすすめ。メールでは送れないような大量かつ大容量の写真を、複数人で、簡単にシェアできますよ。シェアした写真にコメントを付けられるものや、アプリ上でアルバムを作成して注文すれば紙のアルバムが届くというサービスも!どんなアプリを使うか、事前に仲間内で確認をしておくとスムーズです。なお、新たにアプリをダウンロードする場合はフィルタリングサービスを導入しておくと安心です。
◆写真の共有は仲間内にとどめる
撮った写真は、クラスメートやそのママパパなど、あくまで仲間内で共有するにとどめましょう。TwitterやInstagramをはじめとするSNSにうかつにアップしてしまわないよう、親子で十分注意&確認を。
連絡先の交換や写真の撮影だけでなく、みんなで記念の動画を撮ったり、謝恩会の場でプロジェクタにつないで過去の写真を投影したりと、さまざまな使い方ができるスマホ。ここで紹介した活用ポイントやマナーを思い出しつつ、ぜひ存分に活用してくださいね!