今月のコラム
2024/5/1
未就学児から小学生まで!子どもを守る位置情報端末の知っておきたい基礎知識
進級・進学を迎えてはや1カ月。なかでも小学校入学は、お子さまにとっても保護者にとっても大きな変化です。幼稚園・保育園時代のようにずっと付き添えず、「子どもがどこにいるかわからない空白の時間が生まれること」に不安を感じるママパパも多いことでしょう。
そんなときに役立つのがGPS端末・キッズ向けケータイなど位置情報機能をもったデバイスです。これらを持たせておけば、子どもの居場所を確認したり、デバイスによっては親子で通話したりすることが可能です。
さらに使い方について話し合うことで、ITリテラシー教育の“はじめの一歩”を踏み出すことも。今回は、そのメリットや機能、選び方をはじめ、未就学児から小学生の保護者として知っておきたい基礎知識について紹介します!
もくじ
子どもの位置を把握するデバイスって、どんなものがあるの?
学校に行ったり、習い事に行ったり、友だちと遊んだり……。アクティブに動き回る小学生の現在地を把握するには、デジタルデバイスが便利。おもに「GPS端末」「キッズ向けケータイ」の2種類があります。
「GPS端末」は、そのデバイスがある場所を把握するためのもの。子ども向けのものの場合は、持ち主が自宅を出たタイミングや、学校や習い事といった事前に登録したスポットに出入りした際に保護者などのスマホに通知が入る機能、移動経路がマップ上に表示される機能など、多彩な機能が揃っているところが魅力です。
また、子どもの手になじむようなサイズ、ピンク、ブルー、ホワイトなど子どもが持ちたくなるようなカラーリングのケースがラインアップされているのもポイント。お子さまの場合は、ランドセルのポケットに入れたり、フックにぶら下げたりして持ち運ぶことが多いようです。
「キッズ向けケータイ」は、その名の通り通話やメッセージのやり取りができるところが強み。もちろん位置の確認もでき、よく行くスポットを設定しておくと、入った時や離れた時にスマホに通知が届くサービスなどもあります。防犯ブザー機能を備え、カメラを搭載したものも多く、とにかく機能が充実!
そのほか、位置を把握するデバイスとしては「スマートタグ(Air Tag)」があります。主に、忘れ物対策等で使われ、手ごろな価格で持ち運びしやすい点が特徴です。一方で、本体にGPSは搭載しておらず、Bluetooth等を使って位置情報を測位するため、精度がやや不安定であったり、環境によっては位置情報がとれないケースがあるため、子どもの見守りに使用するには不十分といえるでしょう。
以下の表にそれぞれの強み・弱みをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- ※1:記載の金額はジュニアケータイプランMEとau HOME基本利用料の場合。
- ※2:地下街、建物内、乗り物内、ビルの陰などの電波環境やGPS衛星環境によっては、位置確認の精度が低くなる場合があります。
ふむふむ。いろんな位置情報端末があって、それぞれに特徴があるんだねぇ!通話できるキッズ向けケータイにするか、比較的バランスのとれたGPS端末にするか、迷っちゃう!
どんなメリットがあるの?活用シーンは?
GPS端末もキッズ向けケータイも、子どもの居場所がほぼリアルタイムでわかるところが一番のメリット!ランドセルなどに入れておけば、スマホ上のマップを確認しながら子どものもとへ駆け付けられ、トラブルの回避に有効です。
GPS端末の場合は、見守りに嬉しい機能が使えるというメリットが。本体のボタンを長押しして保護者のスマホに通知する機能を使えば、「お迎えに来てほしいときは通知ボタンを押してね」と約束することで、ちょうどいいタイミングでお迎えに行くことなどができます。また、現在地はもちろん、移動経路がマップ上に表示されるので、ちょっとした寄り道も把握しやすくなり安心です。
さらにキッズ向けケータイなら、居場所が確認できるだけでなく、電話帳に登録している人とだけ通話やメッセージの送受信ができます。写真や動画が撮れるものも多く、親子で写真を送り合えば、コミュニケーションが深められますよ。
位置情報で異変を感じたとき、「駅を通りすぎちゃったみたいだけど、どうしたの?」とすぐに通話で確認ができたり、親から子へ「待ち合わせの時間に遅れそう!」など連絡を入れられるところも大きな魅力でしょう。また、通話やメッセージのやりとりを通して、ITリテラシーを養うことも可能です。
「子どもがなかなか帰ってこない」とか「居場所がわからない」というときも、これがあれば安心だね!キッズ向けケータイはITリテラシーのアップにつながるのも嬉しい!
デバイスはどう選べばいい?フローチャートで診断!
「いろいろあって選べない!」、そんな方は、ぜひフローチャートで診断してみて。「デバイスを持たせる目的」「料金」などの簡単な質問に回答するだけ。参考にしてみてくださいね!
学校や塾に持ち込むことを考えている場合は、どのデバイスなら持ち込みOKかを確認することもお忘れなく。携帯はダメだけれどGPS端末ならOK、全部NGなど、ルールはさまざまです。決められたルールに沿ってデバイスを選びましょう。
目的や料金、持ち込む場所、ルールも、デバイス選びのポイントになるんだね!
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あんしんウォッチャーは「2024年 オリコン顧客満足度®調査 子ども見守りGPS 総合1位」を獲得した、通信会社ならではの高いエリアカバー率を誇るGPS端末です。位置情報の精度が高くズレが少ない、最大10人で見守りができるといった特徴を備えており、通信ボタンも付いています。
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mamorinoの特徴は防犯ブザー機能。ブザーが使われると同時に、保護者のスマホに子どもの居場所と画像が送られてくるようになっています。着信自動応答機能を使えば、子どもが電話に出られない場合でもハンズフリー通話が開始されるように!トラブルに巻き込まれている可能性があるときに様子を把握したり、友だちとの遊びに夢中で応答がないときに保護者から声掛けしたりと、さまざまなシーンで活用できます。もちろん、通話、メッセージの送受信、カメラ・動画撮影も可能です。
最初はあんしんウォッチャー、学年が上がったらmamorinoとステップアップして使う方法もおすすめ!子どもの安全を守るためにも、上手に活用したいね!
イラスト(ラビット):上大岡トメ