今月のコラム

2022/3/1

押さえておくポイントは? 卒園式・卒業式のマナーを再確認!

「卒園式では何を着たらいいんだろう……」「入学式で着た数年前のフォーマルだけど、卒業式で着てもいいかな?」。数年に1回のイベントだからこそ、いろいろと悩みはつきものですよね。
そこで今回は卒園式・卒業式に向けて、洋服をはじめさまざまなマナーをご紹介!
素敵なお祝いの日にするために、ぜひ確認しておきましょう。

もくじ

卒園式・卒業式、何を着るのが正解?

一般的に、卒園式・卒業式はダークカラーの装いで、入学式は明るいカラーの装いで、といわれています。主役はあくまで子どもですが、家族にとっても大切な節目。マナーを守りつつ、セレモニースタイルを楽しんじゃいましょう。

ママ編

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◆洋服はフォーマルが基本

卒園式や卒業式では、基本的に「フォーマル」な装いがマナー。明るすぎない、黒やネイビー、グレーなどのダークトーンでまとめると〇。スタイルはスカートでもパンツでもワンピースでもOKなので、マナーは守りつつ個性を出していきたいですね。
ただ、スカートの場合は、できればひざよりも下の丈の落ち着いたものを選んで。着席するシーンも多いので、座ってもひざが隠れるものを用意しましょう。

◆アクセサリー類は控え目を意識

アクセサリーは正式なマナーとしては白のパールですが、「控え目」な印象のゴールドをチョイスするママも最近では多いようです。
また、胸元にコサージュやブローチをつけるなどすると、さらに華やかさがアップ。コサージュを付ける場合は自分から見て左側につけるのが正解です。

◆足元の装いは落ち着き重視

また、寒い季節ではありますが、タイツではなくストッキングを着用。色はナチュラルなベージュが基本です。靴も落ち着いた黒やベージュなどで、ヒールが5cmくらいあるものがベター。

パパ編

◆パパもフォーマルでキメ!

パパもフォーマルな印象のスーツで参加しましょう。礼服である必要はないけれど、「スーツだったらなんでもいい」というわけでもないのです。黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色味のものを選んで。スーツの中は、白や薄い色味のシャツに、品がありつつ明るい色のネクタイをして、ポケットチーフがあれば、さらにセレモニー感がアップしますよ。
靴下は、座った時にもパンツの裾と靴下の間に素肌が見えないような丈のものをチョイスして。色味も派手すぎない、スーツとトーンのあったものを選ぶといいでしょう。

子ども編

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◆洋服? 袴? どちらをチョイスする?

制服がある学校や園なら制服でいいのですが、なければ用意する必要があるから、悩んじゃいますよね。 子どもの装いとはいえ、黒やネイビー、グレーなどのフォーマルな色合いの洋服を選ぶのが一般的です。ワンピース、ジャケット、パンツスタイルなどスタイルは問いませんが、その服を入学式でも着る予定がある場合は、全体的にあまり暗すぎないカラーリングの洋服を選ぶなど、入学式を見越した1着を選ぶといいでしょう。

最近では男女問わず、小学校、そして幼稚園や保育園でも袴を着ることもあるようです。ただし、さまざまな理由で袴を禁止している学校や園もあるので、袴を希望している場合は事前確認したほうがよさそうです。

子どもの晴れの舞台、気を付けたい行動マナー

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子どもたちの晴れ舞台、我が子のいい写真が撮りたいとかいろんな事情はあっても、ほかの家族の迷惑にならないような行動をするのが大事です。そのために守りたいことは!?

◆スマホの電源はマナーモードに

式典中はおごそかに過ごすもの。スマホでの通話は当然控え、マナーモードまたは電源を切って、ほかのご家族や子どもたちの迷惑にならないように気を付けましょう。どうしても電話に出る必要がある場合は、会場の外に出るよう配慮しましょう。

◆ビデオやカメラを撮影するときに人の邪魔にならぬように

式典中に撮影エリアが決まっている場合は、必ずそこから撮影しましょう。席から撮影する場合は、後ろの人の迷惑にならないように立ったり移動したりは避けて。バシャバシャとフラッシュを光らせるのも避けたほうがいいでしょう。

あると便利! 卒園式・卒業式の持ち物

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卒業式・卒園式を経験済の先輩ファミリーによる、「あるといいよ」の声をお届けします!

◆サブバッグ

「子どもが持って帰るのを忘れていた文房具や絵を渡されて、小さなバッグしかなかったので手で持って帰るしかなかった!」という声も。園や学校からいただくものだけではなく、子どもの忘れ物などを入れることもあるのでサブバッグがあるといいですね。このサブバッグもシンプルでフォーマルなものがよさそうです。

◆ストールなど防寒具

会場が体育館などの場合、底冷えすることも。さらに、「コロナ禍で換気のために式典中ずっと窓が全開だったからとても寒かった」という今ならではの声もあります。冷えて体調が悪くなっては大変なので、羽織れるものが1枚あるとベター。できるだけ派手でないものがおすすめ。「衣類に貼るホッカイロを見えないところにたくさん貼っていくといい」という声も。

◆スリッパ

体育館の床は冷たいので、スリッパがないと本当に冷えてしまいます。「これまでは来客用のスリッパを貸してくれていたのに、コロナ禍の影響で貸し出しがなくなっており、スリッパを忘れてつらい思いをしました」という声もあるとおり、念のため持っておいたほうがよさそうです。

◆予備のストッキング

ストッキングに伝線はつきもの。「式前にお手洗いに行ったら、一瞬の隙にビーっと…。予備がなかったので、式の間中、伝線のことが気がかりで集中できなかった」という人も。「あっ!」と思ったときに焦らないよう、予備を持っていると安心です。

◆予備のマスク

「感極まって泣いてしまったら、マスクが濡れてしまった。見た目も汚いし、濡れているから寒いし、式以上に悲しかった……」なんてことも。予備のマスクを数枚持っておけば心強いです。

◆コスメグッズ

マスクをつけるからと思って、口紅を塗らないことも多くなっていませんか? でも「卒園式にいつも通り塗らずに行ったら、「集合写真の撮影のときに『マスクをおはずしください』といわれて焦りました」なんて声も。また、なにかあっても、その場でさっとお直しできる程度のコスメグッズはあると助かります。

マナーをしっかり守って、親子ともども晴れ晴れと思い出に残る卒園式・卒業式をお過ごしくださいね。

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